公募型共同研究事例
~公募型共同研究~
都産技研では、「中小企業の5G・IoT・ロボット普及促進事業」として、公募型共同研究を実施しています。
● 事業概要
東京の産業力強化のために、中小企業のローカル5G・次世代通信技術を活用したロボットやIoT関連の製品開発を支援する事業であり、公募型共同研究を中心とした支援を行っています。
● 公募型共同研究の支援内容
公募型共同研究とは5Gや次世代通信を利用した製品・技術の開発に中小企業が取り組めるよう、
- 事業化の実現可能性が高い開発テーマを広く募集し、
- 採択された研究開発を中小企業へ委託【委託研究として委託費を提供】
- さらに開発に必要な技術の一部を東京都立産業技術研究センターが共同研究として分担し、製品化を目指す形の共同研究です。
● 研究テーマ(例)と応募対象者
研究の種類 | ローカル5Gを活かした サービスロボット研究 | ローカル5Gを活かした ソリューション研究 | 次世代通信技術を活かした ソリューション研究 |
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応募対象者 | 東京都内に登記簿上の事業所がある中小企業。 または、その中小企業を代表申請者とし、中小企業、大企業、大学等の複数の法人で研究開発を希望する共同体 |
公募型共同研究事例
株式会社アイダックス
L5Gリモート環境構築及びミリ波OAI調査
株式会社イイガ
各種ロボティクス環境提供のためのオフィスビルローカル5Gプラットフォーム
株式会社アイダックス
OSSによるローカル5G基地局実験キットの開発
株式会社FLARE SYSTEMS
ロボティクスを見据えたL5G基地局のパフォーマンスの向上
ウィングロボティクス株式会社
5Gカメラを用いた遠隔ロボット制御システム
iPresence株式会社
ローカル5Gを活用した展示会向け遠隔操作ロボットアクセス管理システム開発
株式会社VRデザイン研究所
VR空間を活用した教育イベントシステムの開発
リブト株式会社
5G通信を活用したRaaS制御基盤の開発
アストロデザイン株式会社
ローカル5Gウェアラブルカメラシステム開発
これまでのローカル5Gに関連する研究事例として、2021年度に採択した7テーマのうち3テーマをご紹介いたします。
株式会社アイダックス
OSSによるローカル5G基地局実験キットの開発
ローカル5G普及への布石。低価格な基地局を完成しました。
5Gコアも用意して、汎用端末(スマホ、5Gモジュール)と疎通できます。
オープンソース(OSS)のためカスタマイズでき、5G/6G研究・アプリ開発に適しています。
FLARE SYSTEMS株式会社
拡張性、高運用性を持ったソフトウェア無線ローカル5G基地局の開発
SDR(ソフトウェア無線)を用いたローカル5gの基地局システムを開発しています。
今回、外部の5GCと接続できる機能、遠隔で設定変更できる機能を開発し拡張性を高め、運用者の利用改善を実施しました。
ウィングロボティクス株式会社
5Gカメラを用いた遠隔ロボット制御システム
ロボット開発のオープンソースであるROS(Robot Operating System)に対応したロボット設定・管理のリモートアプリを開発しました。
この技術により、各種ロボット導入・運用のハードルを大きく下げることができます。