基地局エミュレータ事例紹介(基地局エミュレータとCATRを利用した測定事例(NR-DC))
基地局エミュレータとCATRを利用した測定事例(NR-DC)
1.実験概要
日本のローカル5Gはミリ波帯のNSA(Non-Stand Alone:4Gのコアネットワークを利用しながら5Gの通信を行う)方式とSub6帯のSA(Stand Alone:5Gのみで通信を行う)方式が利用されてきました。
近年、4Gを利用せずにSub6帯とミリ波帯の5G通信を組合せて運用するNR-DC(New Radio-Dual Connectivity)という方式が注目を集めています。
NR-DCはミリ波帯とSub6帯を同時に利用できるため、非常に大容量の通信が可能となり、ミリ波エリア外でもSub6帯のみの5G通信を行うことができるという利点をもちます。
都産技研が所有している基地局エミュレータとコンパクトアンテナテストレンジを利用してNR-DCの実証実験を行うことが可能です。
今回はNR-DCに対応しているスマートフォンのスループットや遅延を実測しましたのでその結果を紹介します。
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