お知らせ

マイクロウェーブ展2024に出展しました。
2024.12.16

11月27日(水)~11月29日(金)の3日間にかけて、パシフィコ横浜で開催された『MWE2024(マイクロウェーブ展)』に出展しました。

MWE2024は、『サステナブル社会に向けたマイクロ波技術の挑戦』を基調コンセプトとして、サステナブル社会実現のためにマイクロ波技術は何ができるのか、これからのマイクロ波技術はどこを目指すべきなのかを、”サーキュラーエコノミー(CE)”、”カーボンニュートラル(CN)”、”安全・安心”、”インクルーシブ”、”ダイバーシティ”の観点から紹介する展示会です。

都産技研ブースでは、5G分野の公募型共同研究の成果3件と、高周波分野の共同研究成果のパネルとデモ展示を行いました。

公募型共同研究(5G分野)

  • 株式会社アイダックス
    『5G/6Gの研究をサポート』

リモート環境から利用可能なローカル5G基地局(Sub6)を展示しました。
オープンソースにより6G向けにカスタマイズが可能なため研究などに向いており、PCベースの低価格なシステムです。
さらに無線設備をお持ちでない企業の方も時間単位でローカル5G基地局をご利用いただけます。

  • 株式会社FLARE SYSTEMS
    『拡張性、高運用性を持ったソフトウェア無線ローカル5G基地局の開発』

費用が高く導入ができない企業様が多いローカル5Gにおいて、まだまだ課題があるのが現状ですが、本展示会ではコア一体型ローカル5G基地局システム「FS2-L5G-1」を展示しました。
こちらは、ソフトウェアによる開発を行う事で、費用を抑えると共に、高い運用性、拡張性をもったAIO型ローカル5G基地局です。
そのニーズの高さに研究員の説明に耳を傾けてお伺いしているご来場者様が多くいらっしゃいました。

  • 株式会社イイガ
    『オフィスビル ダッシュボード開発・ローカル5Gプラットフォーム開発』

オフィスビル向けダッシュボードとローカル5Gネットワークスライス機能(映像伝送、小型移動ロボット制御)を開発しました。
実証実験では、電波暗室に実際のオフィスビルを想定したローカル5G環境を再現し、人の動きや荷物の位置を外部センサで検知しダッシュボード画面にリアルタイムで可視化することで従来のLiDARのみと比べてスムーズに回避することができました。
今後はさらなる開発を推進し、自動運転技術を含めた実用化を目指します。

共同研究開発(高周波分野)

本展示会では、高周波の共同研究開発も同時に展示しており、ミリ波・マイクロ波関連の研究において、多くの研究者や技術者が訪れては研究内容について意見交換を行っていました。
株式会社Pale Blueの水を用いた人工衛星用電子源の大電力化に向け開発したマイクロ波電源ユニットが好評でした。

また、都産技研所有の3Dプリンタを活用して作製した樹脂とめっきを組み合わせた導波管やホーンアンテナにも大変興味を持っていただきました。

本展示会では研究成果だけでなく、都産技研の取り組みを知っていただく良い機会となり、大盛況と共に幕を閉じました。
お立ち寄りいただいた皆様には感謝申し上げます。

都産技研では、今後も高周波や5G技術を活用したソリューションやサービスを最先端の通信技術を研究される中小企業、通信事業者、大学、行政機関様などに支援して参ります。

また、ローカル5G研究会では様々なローカル5G関連装置のトライアル利用だけでなく、デモ機展示による参加者間の交流や成果報告会の開催など行っております。課題をお持ちの方々だけでなく、ご興味のある方からのご登録もお待ちしております。

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