お知らせ
11月25日(水)~11月27日(金)の3日間にかけて、パシフィコ横浜で開催された『MWE2025(マイクロウェーブ展)』に出展しました。


「MWE 2025」は、最新のマイクロ波・無線・高周波技術を一堂に紹介する展示会です。今年のコンセプト『未来を創るマイクロ波技術の基礎から最前線』のもと、通信部品やモジュール、測定・解析システム、大学・研究機関の研究成果まで、幅広い技術が展示されました。会場では、来場者が展示パネルやデモ機の前で研究者や技術者に熱心に質問する姿が多く見られ、技術の最前線に触れようとする熱気にあふれていました。また、産学連携を促進する場として、大学や研究機関の出展も充実しており、学生や若手研究者が自らの研究成果を発表する機会としても注目されました。
都産技研ブースでは、研究員による新たな5G研究テーマと5G分野の公募型共同研究の成果、高周波分野の共同研究成果及びローカル5G研究会の活動や高周波分野のパネルとデモ展示を行いました。

5G研究テーマ
本展示会では、研究員による新たな5G研究テーマ2件を発表いたしました。


- 研究テーマ『大型筐体の5G通信機能を設計・評価』PDFはこちら
球面測定により5G端末の通信特性を精密に評価できるほか、電波暗室を用いた簡易設計によって、大型筐体への端末搭載時の性能影響を効率的に検証できます。
また、電磁界シミュレータを活用することで、アンテナや端末の最適な設置位置を解析し、設計段階で通信性能の最適化が可能です。これにより、大型機器への5G端末搭載や通信機能の簡易評価を迅速かつ確実に行うことができます。
- 研究テーマ『ローカル5Gの電波で動きを検知』PDFはこちら
当技術では、室内に設置したローカル5G基地局の電波を5G端末で受信し、アンテナ毎の電波強度を計測することで周囲の動きを観測できます。障害物が移動すると電波経路が変化するため、その違いを認識可能です。さらに、AIを用いてアンテナごとの電波強度を解析することで、90%以上の精度で周囲環境の動作物検知を実現しています。将来的には、秘密情報やプライバシーに配慮した安全な動作検知への応用も期待できます。
公募型共同研究(5G分野)
公募型共同研究の成果として、3事業者によるデモ展示を行い、いずれのブースも多くの来場者が足を止め、熱心に質問が飛び交うほどの盛況ぶりとなりました。
| 事業者 | 主な展示品 |
|---|---|
| 株式会社マグナ・ワイヤレス | TSN対応ローカル5G基地局及び端末 |
| 株式会社FLARE SYSTEMS | 地域BWA基地局及び5Gコア一体型基地局 |
| 株式会社アイダックス | SDR基地局及び受信機 |
株式会社マグナ・ワイヤレス
株式会社FLARE SYSTEMS
株式会社アイダックスローカル5G研究会
ローカル5G研究会の活動紹介として、動画による講習会ダイジェストと3つの設備紹介(NR-DC基地局、基地局エミュレータ、電波暗室)、さらにVR映像による設備紹介デモを実施しました。
VR設備紹介
NR-DC対応端末共同研究開発(高周波分野)
高周波分野として、株式会社Pale Blueと共同研究した大電力化に向けたマイクロ波電源の開発や、名古屋大学によるマイクロ波・ミリ波モジュール開発のサポートについても展示を行いました。
こちらも多くの方が次々と訪れ、担当者とのディスカッションが続くなど終始活気にあふれていました。


本展示会は、研究成果のみならず、都産技研が取り組む支援内容を知っていただく大変良い機会となり、大盛況のうちに終了いたしました。
ご来場いただいた皆様には、心より御礼申し上げます。
今後も都産技研は、高周波や5G技術を活用した製品・サービス開発に取り組む中小企業の皆さまを中心に技術支援および研究開発で支援して参ります。
また、ローカル5G研究会では様々なローカル5G関連装置のトライアル利用だけでなく、デモ機展示による参加者間の交流や成果報告会の開催など行っております。課題をお持ちの方々だけでなく、ご興味のある方からのご登録もお待ちしております。

